2008.10.14 Tue
旅の準備:出国手続き
自分の準備、整理のために、
ラケルの出入国準備の手続きについて、
覚え書きを記していくことにします。
カテゴリーは、「旅 with 猫」でまとめておきます。
ラケル(猫)を連れてアメリカへ移住するためには、
「日本の出国条件」ならびに 「アメリカの入国条件」
その両方をクリアする必要があります。
2004年に日本の検疫に関する法律が変わり、
猫にも狂犬病についての検査が義務づけられました。
この検査を事前にしていなかったり、
提出書類等に不備があると、
検疫所に最長180日間預けなければならなくなります。
(ただし、輸出の場合は原則12時間以内、
日本への輸入する場合の方が、事前の準備に不備があると
180日間係留される可能性があるようです。)
参考までに検疫規則を下記に添付します。
-----
「犬等の輸出入検疫規則」
検疫の場所及び係留期間(第4条)
輸出入の申請をされた犬等については、それぞれの区分に従い、動物検疫所で係留して検査を行うこととされています。
犬及び猫の輸入の場合の係留期間は、輸出された地域や添付された証明書の内容等により区分されます。犬及び猫の係留期間は最長180日間ですが、証明書の内容により、最短12時間以内まで短縮できます。
あらいぐま、きつね及びスカンクは一部地域を除き、原則180日間の係留検査を受けなければなりません。
また、種々の理由により狂犬病にかかるおそれのある犬等については、上記の係留期間にかかわらず、その疑い又はおそれがなくなるまで係留期間を延長することとされています。
なお、犬については、家畜伝染病予防法により輸出国政府機関の検査証明書(レプトスピラ症に罹っていない等の証明)が必要であり、万一、証明書がない場合は輸入できません。
犬等の輸出の場合にあっては、原則、12時間以内での係留検査です。
-----

以下、ラケルの日本出国のために必要な手続きを記します。
日本を出国するには、
動物検疫所で狂犬病についての検査を受けなければなりません。
検査を受けるに当たっては、
事前(7日前までに)に動物検疫所に連絡し、
「輸出検査申請書」を提出することになります。
すなわち出発日に予約無く成田の検疫所にラケルを連れて行っても、
受け付けてもらえないと言うこと?!
事前に忘れないように電話しなくっちゃ!
※ 犬、猫の輸出に関する説明(動物検疫所HP内)はこちらです。
「輸出検査申請書」も上記サイトからDLできます。
こちらの Q&A も参考になります。(動物検疫所HP内)
「輸出検査申請書」には、
狂犬病の予防接種や狂犬病抗体検査に関して記す項目もあります。
入国先によっては、狂犬病予防接種の証明書も必要とされます。
アメリカ大使館で動物検疫に関して問い合わせたところ、
州によって証明書の提出を求められることもあるようなので、
一応用意して置いた方が良さそうです。
(カリフォルニア州の検疫基準についてはこれから調べてみます)
狂犬病予防接種の証明書は英文・日本文どちらでも OKで、
証明書があればそのことを日本の「輸出検疫証明書」(英文)に
記載してもらえます。
狂犬病予防接種、抗体検査のためには、
2ヶ月近く前から準備が必要です。
(ちなみに日本への帰国準備のためには、
半年以上前、いや7ヶ月近く前から準備をしないと、
ラケルを検疫所に最長180日間預けなければならなくなるため、
要注意です!!)
狂犬病予防関係の準備は、次のような流れになります。
1) ISO規格のマイクロチップ装着。
(ラケルの場合、仔猫時代に既に装着済み)
※ ちなみに、ISO規格外の製品を装着した場合、
読取機を自分で用意する必要があります。
また、ISO 規格でも海外で認識されないこともあるようなので、
入国先の空港に事前に問い合わせた方が安心です。
2) 第1回目の狂犬病予防接種。
現在新制度の下で認められているのは、
「不活化ワクチン」のみ。
生ワクチンは認められていないため、
獣医さんでワクチンの種類の確認が必要。
(ラケルのかかりつけの獣医さんの話では
日本では生ワクチンは使用していないとのこと)
またマイクロチップ未挿入で受けた
予防接種は無効。(認められません)
3) マイクロチップ装着後の1回目狂犬病予防注射摂取後から
30日以上、ワクチン有効免疫期間内で、
2回目の狂犬病予防注射を摂取する。
4) 2回目の狂犬病予防注射摂取後、
日本の農林水産大臣が 指定する検査施設 で
狂犬病に対する抗体価の検査を受ける。
(2回目の予防接種の時に、
獣医さんに依頼することもできるようです。)
※ 抗体値結果は「血清1ml あたり0.5IU以上」と決められています。
0.5IU以下の場合は再度狂犬病予防注射をし、
2度目の抗体値検査を受けることになります。
・・・ということは余裕を持って、
出国の2ヶ月前には、動き出した方がいい?!
いや、年明けからかな?
-------
入国準備、飛行機での移動については、
また後日記します。

ラケルの出入国準備の手続きについて、
覚え書きを記していくことにします。
カテゴリーは、「旅 with 猫」でまとめておきます。
ラケル(猫)を連れてアメリカへ移住するためには、
「日本の出国条件」ならびに 「アメリカの入国条件」
その両方をクリアする必要があります。
2004年に日本の検疫に関する法律が変わり、
猫にも狂犬病についての検査が義務づけられました。
この検査を事前にしていなかったり、
提出書類等に不備があると、
検疫所に最長180日間預けなければならなくなります。
(ただし、輸出の場合は原則12時間以内、
日本への輸入する場合の方が、事前の準備に不備があると
180日間係留される可能性があるようです。)
参考までに検疫規則を下記に添付します。
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「犬等の輸出入検疫規則」
検疫の場所及び係留期間(第4条)
輸出入の申請をされた犬等については、それぞれの区分に従い、動物検疫所で係留して検査を行うこととされています。
犬及び猫の輸入の場合の係留期間は、輸出された地域や添付された証明書の内容等により区分されます。犬及び猫の係留期間は最長180日間ですが、証明書の内容により、最短12時間以内まで短縮できます。
あらいぐま、きつね及びスカンクは一部地域を除き、原則180日間の係留検査を受けなければなりません。
また、種々の理由により狂犬病にかかるおそれのある犬等については、上記の係留期間にかかわらず、その疑い又はおそれがなくなるまで係留期間を延長することとされています。
なお、犬については、家畜伝染病予防法により輸出国政府機関の検査証明書(レプトスピラ症に罹っていない等の証明)が必要であり、万一、証明書がない場合は輸入できません。
犬等の輸出の場合にあっては、原則、12時間以内での係留検査です。
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以下、ラケルの日本出国のために必要な手続きを記します。
日本を出国するには、
動物検疫所で狂犬病についての検査を受けなければなりません。
検査を受けるに当たっては、
事前(7日前までに)に動物検疫所に連絡し、
「輸出検査申請書」を提出することになります。
すなわち出発日に予約無く成田の検疫所にラケルを連れて行っても、
受け付けてもらえないと言うこと?!
事前に忘れないように電話しなくっちゃ!
※ 犬、猫の輸出に関する説明(動物検疫所HP内)はこちらです。
「輸出検査申請書」も上記サイトからDLできます。
こちらの Q&A も参考になります。(動物検疫所HP内)
「輸出検査申請書」には、
狂犬病の予防接種や狂犬病抗体検査に関して記す項目もあります。
入国先によっては、狂犬病予防接種の証明書も必要とされます。
アメリカ大使館で動物検疫に関して問い合わせたところ、
州によって証明書の提出を求められることもあるようなので、
一応用意して置いた方が良さそうです。
(カリフォルニア州の検疫基準についてはこれから調べてみます)
狂犬病予防接種の証明書は英文・日本文どちらでも OKで、
証明書があればそのことを日本の「輸出検疫証明書」(英文)に
記載してもらえます。
狂犬病予防接種、抗体検査のためには、
2ヶ月近く前から準備が必要です。
(ちなみに日本への帰国準備のためには、
半年以上前、いや7ヶ月近く前から準備をしないと、
ラケルを検疫所に最長180日間預けなければならなくなるため、
要注意です!!)
狂犬病予防関係の準備は、次のような流れになります。
1) ISO規格のマイクロチップ装着。
(ラケルの場合、仔猫時代に既に装着済み)
※ ちなみに、ISO規格外の製品を装着した場合、
読取機を自分で用意する必要があります。
また、ISO 規格でも海外で認識されないこともあるようなので、
入国先の空港に事前に問い合わせた方が安心です。
2) 第1回目の狂犬病予防接種。
現在新制度の下で認められているのは、
「不活化ワクチン」のみ。
生ワクチンは認められていないため、
獣医さんでワクチンの種類の確認が必要。
(ラケルのかかりつけの獣医さんの話では
日本では生ワクチンは使用していないとのこと)
またマイクロチップ未挿入で受けた
予防接種は無効。(認められません)
3) マイクロチップ装着後の1回目狂犬病予防注射摂取後から
30日以上、ワクチン有効免疫期間内で、
2回目の狂犬病予防注射を摂取する。
4) 2回目の狂犬病予防注射摂取後、
日本の農林水産大臣が 指定する検査施設 で
狂犬病に対する抗体価の検査を受ける。
(2回目の予防接種の時に、
獣医さんに依頼することもできるようです。)
※ 抗体値結果は「血清1ml あたり0.5IU以上」と決められています。
0.5IU以下の場合は再度狂犬病予防注射をし、
2度目の抗体値検査を受けることになります。
・・・ということは余裕を持って、
出国の2ヶ月前には、動き出した方がいい?!
いや、年明けからかな?
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入国準備、飛行機での移動については、
また後日記します。


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| 旅 with 猫 | 22:24 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
着々と準備が進んでいますね~。
いろいろと参考になります。
12時間の係留なら、ラケルちゃんの負担も少なくて
すみますね。
忙しい毎日の中、おからだにはきをつけてくださいね。
ラケルちゃんもがんばれーー
| ひろたんく | 2008/10/14 23:30 | URL | ≫ EDIT