2008.11.14 Fri
ペットの訓練の前に人間の訓練!?
ただかわいいから一緒にいるというだけでなく、
命を預かること、
その命について責任を負うことなのだと思います。
その責任の重さをちゃんと受け止めないと、
悲しい思いをする、
辛い思いをさせられる犬や猫たちが生まれてしまう。
最近動物を扱う番組も増えましたが、
問題行動を起こす犬は、
犬が悪いのではなく、
しつけ方法、いぬとの関わり方を知らない、
飼い主さんの問題なのだと気づかされます。
プロのドッグトレーナーの手にかかれば、
その日の内に(それも数時間とかからず)
問題が解決することも少なくありません。
今年の夏、日本とドイツの青年交流に関わったのですが、
実はホームステイ先でトラブルが生じ、
日本のホストファミリーの対応について
ドイツ側から苦情が出ました。
その理由のひとつに、
ドイツの少年が、ホストファミリーの飼い犬に噛まれた、
という出来事がありました。
幸い怪我は大したことは無かったのですが、
子どもたちが犬に噛まれたと訴えたとき、
ホストファザー(ドイツ語を話せます)が笑顔で、
「自分も良くこの犬に噛まれるんだよ」
と噛まれた跡を見せたことも
不信感に繋がったようです。
ドイツの少年曰く、
「あの家は、犬のしつけもちゃんとできていない。
犬が家の主人になっている!」。
ヨーロッパでは子供に対しても
動物との接し方をきちんと教え、
もちろんペットのしつけもきちんとなされているため
「飼い犬に噛まれる」ということは無いそうです。
ちなみにEU内を旅行するための、
ペット用パスポートまであるそうなので、
動物との共生という点でも、
日本よりはるかに進んでいます。
ペットではなく、日本ではまず
ペットを飼う「人間の教育・訓練」が必要なのでは
と改めて思わされています。
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ルナちゃんは一時預かりさんのもとへ
引き取られていったようです。
でも引き続き、新しい飼い主さんを探しています。
詳細はこちら >>


ラケル 「ルナちゃん、安心して暮らせるおうちが
早く見つかるといいな☆」
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| Rachel | 23:39 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑
きっとこの日本のホストファミリーのお宅では
「犬は人を噛んではいけない」という観念がなかったのでしょうね。
ある種のカルチャーの違いなのかもしれません。
ドイツからの留学生に怪我がたいしたことなかったのが幸いでしたが
どうにかこのご家族に「噛ませてはいけないんだ」ということを理解して欲しいです。
カナダでは時々ピットブルが子供を噛んだニュースを聞きます。
そういう場合、ほとんどの場合犬は処分されてしまいます。
これもまた可哀想なケースですが、それだけ飼い主の責任は問われるということですよね。
| えすわい | 2008/11/15 17:38 | URL | ≫ EDIT