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ノルウェーの森

ノルウェーの森の猫、ラケルの日記♪ (NFC, Calico)

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たまちゃん

金曜日の朝、知人の80代のおばあさんが心臓発作のため急逝されました。
彼女は一人暮らしで、アメリカにはほかに身寄りが無く、
猫のたまちゃんが唯一の家族でした。
一年半ほど前に子猫だったノラネコのたまちゃんを飼い始めたのですが、
彼女にとってたまちゃんが日々の生活の張り合いであり、
慰めでもありました。

cat013.jpg
金曜日の早朝、救急車で運ばれ、
そのまま天国へ旅立ってしまったKさん。
ひとり残されたたまちゃんを放って置くこともできず、
Kさんの後見人の方と相談して、
(弁護士の許可も取った上で)
一緒に彼女のアパートに入り、
たまちゃんを保護。
次の飼い主さんが見つかるまで、うちで飼うことになりました。

cat012.jpg
Kさんを訪ねたとき、何度かたまちゃんにも会っていますが、
警戒心が強く、人見知りするほうで、
いつもベッドの下にいました。
少し慣れてくると、姿を現すこともありましたが、
(気が向くとすりすりしてきたことも・・・)
触ろうとするとささっと逃げてしまう猫ちゃんでした。
保護しにアパートへ入ったときも、
やはりたまちゃんはベッドの下。
なんとか保護して連れてきましたが、
最初の数時間は入り口を開けても
キャリーケースの中から出てこようとしませんでした。
上の2枚の写真は、以前Kさんのお宅を訪ねたときに
撮らせていただいたもの。

Ag2qviUCMAAMp5s.jpg
キャリーケース越しにラケルとも対面させてみましたが、
興味津々、ゆっくり近づいていったラケルは、
たまちゃんに 「シャー!」と威嚇。(珍しい)
たまちゃんも負けずに、「シャー!」っと返す。

昨晩はゲストルームをたまちゃん専用の部屋にして、
たまちゃんだけにしておきました。
今朝のぞくと、たまちゃんはキャリーケースからは出て、
ベッドの下に。
・・・夕方のぞいたときも同じ位置にいました。
一日中そこにーーー!?
キャットフードもほとんど減っておらず、
トイレを使った形跡も無し。
かなりナーバスになっているようです。
気長に慣れるのを待つしかありません。

ラケルは、たまちゃんの存在が気になるようで、
一緒にベッドの下をのぞき込んでいましたが、
その後、たまちゃんのごはんをちゃっかりいただき、
ゲストルームを出て行きました。

・・・ ラケルのストレスは無問題のようです。

rca135.jpg

たまちゃん、とにかくまずフードと水に口をつけてもらいたいけど、
あまり構い過ぎるとますます固くなりそうなので、
ときどきのぞきながら、
しばらくはそうっとしておくことにします。
早く元気になってくれるといいのですが・・・。
そして安心して住める次のおうちが見つかりますように!

ーーー

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| Rachel | 14:34 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

たまちゃん、かわいそうに。
うちのアンナが我が家にやってきたときも、そんな感じでした。最初の3日は洗濯機の裏にこもって、私が起きている間は出てきませんでした。

そっとしておいてあげるしかないですよね。
早く次の飼い主さんが見つかるといいですね。

| Caroline | 2011/12/18 21:36 | URL | ≫ EDIT

おばあさま、たまちゃんを残して逝ったのが本当に気がかりだと思うけど、保護して頂いてほっとしてる事と思います。
たまちゃん、おばあさまがいなくて不安だと思うけど、少しずつ慣れていってくれるといいですね。
そして新たなご家族も早く見つかりますように。

| barai | 2011/12/18 23:27 | URL | ≫ EDIT

> Caloline さん
コメント、ありがとうございます。
アンナちゃんも最初はそうだったのですね。
わたしが以前飼っていた猫も、5歳でうちに引き取ってきたときは、部屋の隅にいて、最初の数日間はほとんどキャットフードも食べず、慣れるのに一週間近くかかりました。
たまちゃんも同じくらい、あるいはそれ以上かかるだろうと覚悟して臨んでいます。
今日ようやくトイレを使ってくれました。
少し安心。
これからごはんを食べてくれるようになることを期待しています。

> Barai さん
ありがとうございます。
飼い主のKさんがいつもと違う雰囲気の中で居なくなり、
きっとたまちゃんも何かを感じ取っていることと思います。
そのうえに知らないところに連れてこられて
見知らぬ人(本当は何度か会っている)に知らない場所へ急に
連れて来られて、
緊張もピークに達していることと思います。
早く新しい環境に慣れてくれますように。

| Ange | 2011/12/19 17:22 | URL | ≫ EDIT

えー・・・・しばらく来ない間にこんなことが・・・・
Ange
さんのお優しい行動・・うるうる・・。
おばあさまも、たまちゃんを残して・・・・
きっと心残りだったでしょうね・・・・涙

たまちゃん・・・がんばれ。
♪ラケルちゃん・・・・よろしくね^^

| まりま〜 | 2011/12/24 11:44 | URL | ≫ EDIT

> まりま~さん
Kさんから子猫を飼おうかと思っているという
話を聞かされたとき、
彼女の年齢を考えると、
子猫の場合、
その子の方が長生きする可能性が高い、
もし身寄りのないKさんに何かあったら
その猫はひとり残されてしまう、
ということが心によぎりました。
でも、ノラネコだったたまちゃんを可愛がり、
結局、「『うちの子になる?』と声を掛け、
にゃー!とたまちゃんが返事したから、
自分が飼うことに決めた」、
とKさんが言ったとき、
それを反対することはできませんでした。
もともと世話好きで
お友達の多くが先に旅立ってしまった
Kさんにとっても
たまちゃんがやってきたことが
日々の生活の張りあいとなっていたことも
よくわかっていたので。

だからもしKさんに何かあったときは、
たまちゃんのことは責任を持って
その後のことを考えよう、
との思いを心密かにもっていました。
思いがけずその時がこんなに早く来てしまいましたが・・・。

たまちゃんが安心して生涯一緒に暮らせるおうちが
見つかりますように。

| Ange | 2011/12/25 06:41 | URL | ≫ EDIT















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