2011.12.18 Sun
たまちゃん
彼女は一人暮らしで、アメリカにはほかに身寄りが無く、
猫のたまちゃんが唯一の家族でした。
一年半ほど前に子猫だったノラネコのたまちゃんを飼い始めたのですが、
彼女にとってたまちゃんが日々の生活の張り合いであり、
慰めでもありました。

金曜日の早朝、救急車で運ばれ、
そのまま天国へ旅立ってしまったKさん。
ひとり残されたたまちゃんを放って置くこともできず、
Kさんの後見人の方と相談して、
(弁護士の許可も取った上で)
一緒に彼女のアパートに入り、
たまちゃんを保護。
次の飼い主さんが見つかるまで、うちで飼うことになりました。

Kさんを訪ねたとき、何度かたまちゃんにも会っていますが、
警戒心が強く、人見知りするほうで、
いつもベッドの下にいました。
少し慣れてくると、姿を現すこともありましたが、
(気が向くとすりすりしてきたことも・・・)
触ろうとするとささっと逃げてしまう猫ちゃんでした。
保護しにアパートへ入ったときも、
やはりたまちゃんはベッドの下。
なんとか保護して連れてきましたが、
最初の数時間は入り口を開けても
キャリーケースの中から出てこようとしませんでした。
上の2枚の写真は、以前Kさんのお宅を訪ねたときに
撮らせていただいたもの。

キャリーケース越しにラケルとも対面させてみましたが、
興味津々、ゆっくり近づいていったラケルは、
たまちゃんに 「シャー!」と威嚇。(珍しい)
たまちゃんも負けずに、「シャー!」っと返す。
昨晩はゲストルームをたまちゃん専用の部屋にして、
たまちゃんだけにしておきました。
今朝のぞくと、たまちゃんはキャリーケースからは出て、
ベッドの下に。
・・・夕方のぞいたときも同じ位置にいました。
一日中そこにーーー!?
キャットフードもほとんど減っておらず、
トイレを使った形跡も無し。
かなりナーバスになっているようです。
気長に慣れるのを待つしかありません。
ラケルは、たまちゃんの存在が気になるようで、
一緒にベッドの下をのぞき込んでいましたが、
その後、たまちゃんのごはんをちゃっかりいただき、
ゲストルームを出て行きました。
・・・ ラケルのストレスは無問題のようです。

たまちゃん、とにかくまずフードと水に口をつけてもらいたいけど、
あまり構い過ぎるとますます固くなりそうなので、
ときどきのぞきながら、
しばらくはそうっとしておくことにします。
早く元気になってくれるといいのですが・・・。
そして安心して住める次のおうちが見つかりますように!
ーーー


| Rachel | 14:34 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑
たまちゃん、かわいそうに。
うちのアンナが我が家にやってきたときも、そんな感じでした。最初の3日は洗濯機の裏にこもって、私が起きている間は出てきませんでした。
そっとしておいてあげるしかないですよね。
早く次の飼い主さんが見つかるといいですね。
| Caroline | 2011/12/18 21:36 | URL | ≫ EDIT